マンションリフォームで結露対策!原因と対策をご説明します!

みなさんは結露の対策をしていますか。


結露を放置しているとカビやシロアリの発生などのトラブルを引き起こすかもしれません。


そのような事態を防ぐためにも、結露の原因と対策について知ることが必要です。


今回は、結露対策に関する知識がない方に向けて、原因と対策を分かりやすくご紹介します。





□結露の主な原因とは?



窓ガラスや飲み物のグラスに結露がついているのをよく見かけますよね。


あの結露はどのようにしてできているのかご存じでしょうか。


実は、結露は空気中の水蒸気が冷やされて水滴となったものなのです。


空気中に含まれる水蒸気の量の限界を「飽和水蒸気量」といいます。


この飽和水蒸気量は、温度や湿度が高ければ高いほど増加します。


窓ガラスや飲み物のグラスによって周囲の空気が冷やされると、その周りの飽和水蒸気量が減少します。


その結果、空気中に含まれなくなった水蒸気が出てきます。


この余った水蒸気が水滴となり、結露として現れるのです。


家の中では、温度差の激しいところに結露は発生します。


例えば、外の冷たい空気と室内の暖かい空気が触れやすい窓はかなりの結露がつきます。


部屋の中は暖かく外の空気は冷たいため、窓ガラスが急激に冷やされるのです。


逆にいうと、温度差が激しくならないようにすれば結露の発生が抑えられるということです。


また、湿気がたまらないように換気をするのも一つの方法です。




□結露による悪影響ってあるの?



結露はただの水だからといって放置していても大丈夫だと思っていませんか。


それは大きな間違いです。


ここでは結露による悪影響について解説します。


まず、結露により長時間部屋が湿った状態だと、カビが生える可能性があります。


ほとんどの場合は、窓のパッキン部分に黒いカビが生えます。



黒いカビは雑巾で拭いても取れないので、カビ取り剤を使って除去する必要があります。


そのためにはお金や時間、労力が必要で、かなりの負担がかかります。


さらに、カビ取り剤は強力であるため、健康への影響も心配です。


家にとって水気はかなり厄介なもので、木材を腐らせたり、壁紙をもろくはがれやすくしたり、家の内部にカビを発生させたりします。



カビは部屋だけでなく、家具やカーテンにも生える場合があります。


タンスなどにカビが生え、黒くなったりシミができたりするのは嫌ですよね。


また、カーテンに生えたカビは洗濯しても落ちにくいので注意が必要です。


カビはものだけでなく人にもマイナスな影響を与える恐れがあります。


カビによるアレルギー性の肺炎やぜんそくを引き起こす危険性が高くなるのです。


また、カビを餌とするダニが増殖することで、健康面に悪影響を及ぼす可能性がより一層高まります。


たかが結露と考え放置していると取り返しのつかない事態に発展するかもしれませんので、具体的な対策を知っておきましょう。


□マンションリフォームで結露対策ってできるの?



とても厄介な結露ですが、簡単なリフォームをすることによって対策できます。


ここでは、結露対策について3つご紹介します。


まず1つ目は、もともとある窓の内側にもう1つの窓を設置する方法です。


いわゆる2重窓にすることで、窓と窓の間に空間ができます。


その空間が断熱材となり、内窓が冷えないので結露の発生を抑えられるのです。


窓のサッシ部分にはアルミが使われていることが多いですが、アルミは熱伝導率が高いので冷えやすくなっており、窓枠にも結露を発生させます。


ですが、2重窓にすることでそのアルミサッシの冷えを防ぐので、窓全体の結露対策にも繋がります。

 


しかし、部屋の雰囲気などの関係もあり2重窓にするとことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。


そのような方は、冊子の部分だけをアルミから樹脂製のものに変えるのがおすすめです。


これらの工事はおよそ1~3時間と短い時間で終わるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。


ただ、窓の形によっては工事できない場合がありますので、まずはリフォーム会社に問い合わせてみましょう。



2つ目に、ガラスシートやガラスフィルムを貼る方法です。


高性能で質の高いものは業者に頼まないと貼れない場合がありますが、ホームセンターなどで売っている市販のガラスシートは初心者の方でも比較的簡単に貼れます。


性能はものによりますが、簡易的な対策として使うことをおすすめします。



そして最後は、壁や天井の断熱効果を高める方法です。


室外と室内の温度差による結露を防ぐため、壁や天井の断熱性を高めるリフォームがあります。


熱伝導率(物質間での熱の伝わりやすさ)が低く、吸放湿性(湿度が高い状況では水分を吸収し乾燥した状況では水分を放出する機能)がある自然素材系断熱を使用するとより効果的です。


□まとめ



今回は、マンションリフォームでの結露対策についてご紹介しました。


意外と厄介な結露ですが、しっかりと対策をとることで簡単に防げます。


結露対策に効果的なリフォームの種類はたくさんあるので、この記事を参考にご自身の家にあった方法を見つけてくださいね。



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