マンションリフォームでハンモックを取り付けたい方はいらっしゃいませんか?

マンションリフォームをするときに、ハンモックを付けたいと考えたことはありますか?


ハンモックの取り付けは簡単に見えますが、そうではありません。


実際はハンモックの種類や部屋の作りなど、チェックするポイントがたくさんあります。


そこでハンモックを付けるときに知っておくと良いポイントを説明します。




□ハンモックを付けるときは構造躯体にキズをつけると危ない


ハンモックをハリに付けるときは、ハリの底と下側にはキズをつけないようにしましょう。


ハリは頑丈に作られていますが、上の階や屋根などの荷重を上から受け続けているため、下側にキズがつくと簡単に折れてしまいます。


ハリの上から荷重がかかっていなければ、ある程度ハンモックの重さにも耐えられます。


しかし、上の階や屋根の上からの荷重に加えて、下からハンモックが点で重さを加えた場合のハリの負担は計り知れません。


むき出しの化粧ハリにハンモックを付けるのであればハリに布を巻き、さらに上からロープをかけ、それにフックを引っ掛ればハンモックを取り付けられます。


布は厚いものを選びましょう。


化粧ハリがないときは、ハリの中央部分にビスを打つと良いです。


絶対に安全というわけではありませんが、ハリの下側より中央部分につける方が安心です。


□チェアハンモックとベッドタイプのハンモックの付け方


*チェアハンモックのときのハンモックの付け方


チェアハンモックでのハンモックの主な付け方は4種類です。


1つ目の方法は、ハリが木製やコンクリート製のときにロープを巻くというものです。


ハリにロープを巻くときは1点吊りの方法と2点吊りの方法があります。


1点吊りで行うときは天井とハリの間があいていれば、ハリにロープを巻くことでハンモックを付けられます。


金具がないため天井に穴があくこともありません。


2点吊りで行うときはハリにロープを2ヶ所分固定することで、ハンモックを付けられます。


2つ目の方法は、木製またはコンクリート製の壁や柱に付けるというものです。


壁同士または柱同士の間隔が1メートル程度であれば、金具のみで付けられます。


3つ目の方法は、アンカーボルトをコンクリート製の天井に埋めるというものです。


バランスバーを使うときは、強度が高いアンカーボルトを使用します。


アイボルトをアンカーに付け、ロープでバランスバーとアイボルトをつなぐようにしてハンモックを付けましょう。


バランスバーがなければ、アンカーボルトを天井に2ヶ所埋めこみ、ロープを使用することで付けられます。


4つ目の方法は、チェアハンモック用の自立スタンドを室内に置くというものです。


壁や天井などに金具を設置できなければ、チェアハンモック専用のスタンドを部屋に置きましょう。


*ベッドタイプのハンモックの付け方


ベッドタイプのハンモックの付け方は主に3種類あります。


1つ目の方法は、ボルトやリングなどの金具で壁や柱に付けるというものです。


リングや、アンカーボルトなどを壁にビス留めします。


ビスは木製とコンクリート製でそれぞれ専用のものを使います。


それぞれに適する金具は異なるので気を付けましょう。



壁同士の距離によって使用できるハンモックのサイズが決まります。


うまくできればS字フックやカラビナなどを使い、金具に対して直接ハンモックをつなげられます。


ハンモックの長さが足りなければ、ロープやチェーンなどで調整すると良いです。


2つ目の方法は、ロープのみで付けるというものです。


金具を使わないため、壁に穴をあけたくないという人におすすめの方法です。


独立した柱が2本あること、天井から距離のあるハリがあることが条件です。


強度がある程度必要ですが、2つの条件を満たせば穴をあけなくて良いです。


3つ目の方法は、天井に金具を付けて付けるというものです。


コンクリート天井に、アンカーボルトを使用し付けましょう。


木製の天井では強度が心配です。


□天井や壁がハンモックを付けられるか確認する必要性とその方法


ハンモックは壁と天井があれば、どんなところでも付けられるわけではありません。


集合住宅ではハンモックが禁止されていることもあるので、住まいがハンモックに適しているのか、禁止されていないかを確認しましょう。


ハンモックを付けられる条件を説明します。


*ハンモックを付けられる天井や壁とは


壁の場合は躯体か壁下地に付けられます。


ただし躯体であれば、施工するときに騒音が出てしまいます。


天井の場合は躯体か天井下地に付けられます。


下地であれば専用の金物を天井材に貫通させて、コンクリート部分まで固定する必要があります。


マンションによってはコンクリート部分が薄い可能性もあるため、不安であれば調査してみましょう。


*耐えられる重さは分からない


耐荷重は躯体の状況によって変わります。


中古マンションであれば、躯体の強い部分と弱い部分があります。


アンカーがあれば、必ずしも安心というわけではありません。


使う人によっても変わってくるので、雑に扱わないようにしましょう。

施工中の様子:下地補強を入れ、天井クロスの張替を行いました。

 


□まとめ


マンションリフォームでハンモックを付けるときの、注意点と設置の仕方について解説しました。


ハンモックを取り入れることで部屋のインテリアがオシャレになりますが、正しい位置に付けないと、ハリへの負担が大きくなるので気を付けましょう。


ハンモックを付けるときは、今回紹介した設置の仕方を参考にしてください。



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