浪速区でマンションリフォームをお考えの方へ!配管トラブルについて紹介

最近、中古マンションを買っておしゃれにリフォームしてから住む方が増えています。



中古マンションに住む際は配管の経年劣化に注意が必要です。


リフォームの時点で対処しておかないと、後々配管トラブルに巻き込まれてしまうでしょう。


そこで今回は、配管トラブルの詳細とその対策方法について紹介します。


□配管にはどんな種類があるの


リフォームをお考えの方で、配管のような見えない設備のリフォームまで完璧に考えている方は少ないでしょう。


そこで、まず配管に関する知識を紹介してから、配管トラブル発生時の責任の所在について解説します。

 

 


*配管の種類


マンション内で使用されている配管の種類と使われている素材を説明しましょう。


給水管は、以前はビニールライニング鋼管を使用し、鉄管の内側に塩ビ管が施されていたため、錆ができにくいと言われていました。


しかし、継手との接続の過程で錆や漏水が発生するため、交換が必要になりました。

 


次に給湯管は、綱を使わず、その代わりに、被覆銅管という軟質銅管に保温被覆を施す加工がされています。


継手接続にロウ付けをすることで漏水する可能性があるため、交換が必要です。


お風呂の追焚き用ペアチューブも給湯管と同じ構造であるため、給湯管と一緒に交換すると良いでしょう。



 


古いマンションのキッチンや浴室にある排水管は、サビが発生し、排水の障害となる亜鉛メッキ鋼管が使用されていました。


そのため、水質が心配な場合は、リフォームの際に塩ビ管に交換しましょう。


また、マンション建築ブームの頃、汚水管は鋳鉄管や鉛管を使用していました。


鋳鉄管は、比較的錆が生じにくいため、交換しないことがあります。


しかし、便器との接続には、鉛管を使用している部分が有るため、その部分はフレキ管(樹脂製)に交換することをおすすめします。


鉛管は劣化が激しく、錆びて薄くなり漏水の危険性が高いからです。


ガス配管には鋼管が使用されていますが、ガスは腐食させたりや劣化させたりすることが少ないため、交換は必要ないでしょう。


*配管の寿命


配管の寿命は材質ごとに異なります。


具体的には、水道用亜鉛めっき鋼管は15~20年、水道用硬質塩化ビニルライニング配管は15~30年、ステンレス鋼管はパッキン交換が必要ですが、配管自体は半永久的に使えます。


一方、排水管の寿命は約40年です。


あなたが住みたいマンションの築年数や部屋内の配管の管理状況をあらかじめ確認しておきましょう。



また、部屋の配管には、水道用硬質塩化ビニル管や水道用ポリブテン管などの錆びない非金属製の配管がおすすめです。

 


配管が壊れたらどうなるのか


次に、配管が壊れた場合の責任の所在について解説しましょう。


中古マンションを購入した後、配管に問題があり交換が必要な場合、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)によって購入者か売主のどちらが責任を負うのかが、問題になります。


瑕疵担保責任とは、購入者への引き渡し後、マンションに重大な欠陥があることが発覚した場合、購入者が売主に損害賠償を請求できるという制度です。


共有部分にある配管は、一般的な経年劣化を考慮し、マンションで計画された長期的な修繕計画によって補修や交換が行われます。


売買契約時に、売主が責任を負うのか、対象期間はいつまでかについて事前に確認しておきましょう。


一方、専有部分の配管は自己負担が基本です。



先ほど紹介した配管の種類のうち、給湯管は専有部分にあり、その他の給水管、排水管、ガス管は、共有部分と専有部分両方に通っています。


専有部分に関しては、上記の瑕疵担保責任の範囲でなければ、自己負担になるため、注意してください。


□配管の交換はリフォーム時に


中古マンションを購入し、部屋のリノベーションも計画されている場合は、一緒に配管交換をしましょう。


専有部分の配管を交換する場合、床や壁を壊して行います。


そのため、リフォームで床材や壁紙を交換して綺麗な状態にしても、配管の交換をしておかないと、交換が必要になった場合に、再度壁や床を壊してやり直すことになってしまいます。



ちなみに、共用部分の配管の交換は、管理組合の費用負担でパイプ部分や周辺を壊して、内装を直すだけで済みます。


配管の交換費用は、一般的に30万ほどですが、床や壁の修復費用がかかる場合は、トータルで50万~100万ほどになる場合があるため、予算計画には注意してください。


費用や時間をかけて、フルリノベーションで内装を一新したのに、配管交換のために内装をやり直すことになったらショックですよね。


柱、壁などの構造体の状態まで一度解体するスケルトンリノベーションであれば、配管の交換も行えます。



無駄にコストがかからないように、リノベーションのついでに配管交換を考えてみるといいかもしれません。


□まとめ


マンションリフォームにおける配管トラブルについて解説してきました。


見落としやすい配管の対策をしっかりと施して、中古でも安心して長く住める家にしましょう。


当社は、浪速区にて様々なリフォーム事業を請け負っております。


何かお困りのことがございましたら、気軽にご相談ください。

メニュー

お問い合わせ

お問い合わせ

まずはお話を聞かせてください。
私たちはお客様とお話しする工程を
一番大切にしております。