飲食店をコロナ対策したい!基本的な給排気の仕組みは知っていますか?

連日のように、コロナ対策への報道がされています。


なかでも換気の重要性が注目されていて、現在多くの飲食店が換気対策に力を入れていますね。


しかし、換気の仕組みについて詳しく知っている方はあまりいないのが実情です。


そこで今回は、換気の基本である給排気の仕組みについて分かりやすく解説します。



給排気の仕組みとは?


給気とは、外から新鮮な空気を屋内に取り込むことを指し、その一方で排気は、屋内の空気を外に排出することを指します。


そして、この給気と排気を合わせて給排気と呼びます。



給気には、空調設備による給気と自然給気の2種類があり、空調設備による給気は外部との温度調節を行って給気します。


自然給気は外部からそのまま空気を取り込むだけで、温度調節はできません。


例えば、窓や扉を開けて空気を入れることは自然給気に当たります。



一方で、空調設備による給気は、天井に給気口を取りついている場合が多く、送風機(ファン)によって空気が入ってきます。


中には、送風機(ファン)が温度を検知して自動的に動くタイプの設備があることをご存知ですか。


環境にも優しいエコな仕組みだと評価されていて、環境省からも導入を推奨されています。


排気は、一般的に排気ダクトのように、排気設備を用いて行われます。


排気口を用いて自然に空気を入れ替える自然排気もありますが、飲食店といった大量に排気が発生する店舗ではあまり見られません。


ちなみに、排気ダクトとは排気が通る導管のことです。



イメージしやすいのは、厨房内にあるコンロ上部のレンジフードからの排気ではないでしょうか。


調理によって生じた煙やにおいは、フードによって集められて効率的に外に出されています。


このような仕組みで給排気は行われています。


飲食店では、給気も排気も機械で行われることがほとんどで、その設備もまたダクトを用いて大規模に行われます。



給排気には注意点があります


給排気をすることによって、ガスの燃焼に必要な空気を補充して、生じたガスは外に追い出されます。


給排気設備に問題があると、屋内にガスがたまって不完全燃焼がおこり、最悪の場合は一酸化炭素中毒になってしまう可能性もあります。


定期的に設備の点検を行い、安全な状態で作業しましょう。



まとめ


給排気の基本的な仕組みについて解説しました。


コロナ対策として換気や給排気が注目されている今、店舗の設備を見直してみてはどうでしょうか。


換気量の不足があった場合には、補助換気工事によって改善できます。


店内の換気量を増やして、コロナに打ち勝ちましょう。



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